オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

ステファン「Shoma is a fantastic athlete and a fantastic person.」

こんばんは。

昨日、スターズ・オン・アイスで昌磨が『ボレロ』を演じたと聞いて、

さっそく横浜公演のチケットを購入した種子島ぴーです。

 

が😮今日の公演では『カム・トゥゲザー』を演じたようなので、

日によって違うのでしょうか。

今シーズンは、『カム・トゥゲザー』をいっぱい見せていただいたので(今季のEXだから当たり前)、『ボレロ』が見られるといいな。(私は、ですが)

 

さて、きょうは、3月31日。スケート界の新年は7月1日からと言われますが、

私は、毎年、3月31日がシーズン最終日のように感じています。

 

それもこれも、宇野昌磨というスケーターが、

毎年、当たり前のように世界選手権に出続けてくれたからだなぁと、改めて思いました。

 

シニアに上がってから8大会連続なんて、尋常じゃないです。(中止1年含む)

ジュニアからすると、13年?ひゃー。

怪我がつきもののスポーツなのに、とんでもない偉業です。

しかも、この8年間は、ずーーーっと、メダル争いにからんできました。

これまた、とんでもない偉業です。

 

毎年、緊張と心配と興奮の世界選手権が終わると、「あぁ、今シーズンも終わったな」と思うのです。

 

そんなことを感じたのも、今頃、遅ればせながら、フィギュアスケートLife Vol.32 (PR:楽天ブックス)を読んだからだと思います。

 

 

2023-2024シーズンの全日本までの大会をまとめた特集です。

昌磨の記事は、インタビュー記事ではなかったけれど、

神大会だった全日本選手権を振り返るもので、

この一年の出来事がよみがえってきました。

 

*本書で公開されている画像

 

草太くん、佳生くん、友野くんのインタビューは、読み応えたっぷりで、

「みんなみんな、来シーズンが素晴らしいものになりますように」と、心から思いました。

 

そういうわけで、みなさま、今シーズンお疲れ様でした。

全試合が終わり、私も肩の力が抜けた気分です。

昌磨は、スターズオンアイスの大阪公演が終わって、ゆっくりできているでしょうか。

ずっと走りっぱなしだったから、背中や肩に背負っていた荷を下ろして、1年ぐらい休養してほしいです。

 

昌磨愛がにじみ出ているステファン

こちらは、Team Champéry Fansさんがシェアしてくださった

恒例のステファンを囲むミーテイング。

Thank you for sharing this video with us♡

 

youtu.be

 

世界選手権の翌日に開催されたもので、自身の話はもちろん、昌磨やデニス、高志郎くんのことも語っています。

 

この動画は数日前に見たのですが、

ステファンのやさしい声、昌磨への思いを聴いて、

はらはらと涙がこぼれ、癒されていくのを感じました。

 

冒頭で昌磨について語っている部分を一部意訳させていただきます。

誤訳もあると思うので🙇‍♀️、動画で雰囲気をご確認ください。

 

昌磨と僕は、2月に日本で一緒に練習をした。

夜に貸し切りリンクで二人、何時間も仕事をするのは、ちょっと奇妙な感じだったよ。どんな時間帯、昼だろうが夜だろうが関係なく、昌磨はいつも全力で一心不乱に練習した。

僕は、この何年間のうちに、彼がとてもきっちりした人になったことに、感銘を受けた。以前は、僕みたいに、ちょっと、(ゼスチャーで) とっ散らかっていた(笑)けど、今では、しっかりして、何をどうやるべきか、どう繰り返し練習するかを分かっている。

 

何度も何度も何度も何度も練習して…あれだけのハードな練習と繰り返しは、見ていて感動的だった。だから…そうだね、彼は、この試合で、残念なことに、昨日のフリーの演技(フロー)は、調子のいいものではなかったけれど…

彼は、加速する素晴らしいエネルギーを持っているので、僕は、演技に“コンパクト”なイメージを求めていたけれど、

昨日はこの“コンパクトさ”が、少し窮屈(タイト)な感じで、これまで見てきた演技とは違って、彼の持ち味である弾力性が足りなかった気がした。

 

※間延びしないように、引き締まった演技をするようにアドバイスしていたけれど、コンパクトさが硬さになってしまったということでしょうか。正確な意味はわかりません。

 

だけど、そうだね…これはスポーツだから。

何時間も何時間も何時間も必死に練習してきたことを、4分間で見せなきゃいけない。とても困難なことだよね。だから、彼にとっては、起こったことを受け止めて、キャリアの次のチャレンジに進むときだと思う。

 

彼に言ったことがあるんだけど、首にどんなメダルをかけるかではなく、何をするか。自分がしたこと、人生で起こったことにどう反応し、生かすかだ、って。

 

彼は、素晴らしい人で、多くのことを達成してきて、これ以上何かを得たり得なかったりが、彼の人としての良しあしに関係するものではない。

彼はすばらしい人で、僕は…僕は…I have so much love for him.(彼が大好きで)、すごい人だと感嘆してもいるので、客観的に今回のことを捉えるのは難しいけれど、He is a fantastic athlete and a fantastic person.(彼はファンタスティックなアスリートで、ファンタスティックな人)で、今日重要なことは、ただそれだけだと思う。

 

司会者)それを聞けて良かったです。というのも、彼は試合後のミックスゾーンで、今日までの練習には満足しているけれど、あなたを満足させることができなかつたのが心残りだ、と話していましたから。

 

(ステファン、目が赤い…首を振りながら)

幸せっていうのは…僕にとっての幸せは、僕らがやっていることすべてだよ。そうじゃない?

 

重要なのは試合だけじゃないという意味なのかな?

 

家に帰って、生徒たちと練習するのが楽しみなんだ。それが、僕の愛することであり、エンジョイしていること。

僕が競技会に出ていたときと、オリンピックで4位になって引退したときの気持ちを、昌磨に伝えたことがあるのだけれど、

(勝敗や順位は)あるときは君のお誕生日で、次の日は、他の誰かのお誕生日。大会での成功は、それと似たようなもの。君のお誕生日の日もあれば、他の人がお誕生日の順番の日もある。自分の番のときは感謝し、他の人のときは称賛する。イリアは、昨晩の試合で、驚異的な演技をした。僕らは、他の人が輝いている瞬間を受け入れて、祝ってあげなくちゃ。

 

(このあと、ステファンがドイツ・ドルトムントで開催された世界選手権で4位になってからちょうど20年が経ったことを知らされ、昌磨との共通点にびっくり。)

 

昌磨と自分の4位の状況を比較すると、演技にすべてを注いだ点は同じ。昌磨はいつも、自分のスケートに200%注ぎ込む。でも、キャリアのどの地点にいるかという点では、僕らには違いがあると思う。自分は、4位になったことで、より多くのことを得るために練習しようという熱心さにつながったけれど、

昌磨はすでに多くのことを達成したから、キャリアの地点としては、違うと思う。

でも、バンクバーオリンピックの4位と今の昌磨の4位は、似ているかもしれない。

次にどんな章が待っていようと、彼にはたくさんの機会が待っているし、20代なんだから、あまりケチらずに、人生楽しんでほしい。そういう時間を過ごすことで、ゆっくりと自分にとって意味のあるものに焦点が合ってくる。そして、道が見つかるだろう。

 

ファンミーティングは、45分くらいあり、どの話もすばらしいです。

後半、昌磨に似合うプログラムや演技中の表情ですごいと思う点などの話も出てきます。お時間のあるときに、ぜひ、聴いてみてください。字幕翻訳機能でも、ある程度わかると思われます。