オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

昌磨の続行より、ネイサンの復帰を願ってしまう

向所有受台灣地震影響的人表示哀悼,希望大家都平安

 

こんにちは。

BABE様(私も“様”付けちゃいますよ😆)にネイサン・チェン、電撃復帰!?(4月1日) | BABE Collection feat. ネイサン・チェン ~Nathan Chen~取り上げていただきました。ありがとうございます。

 

私も記事タイトルに「ネイサン・チェン、電撃復帰」って付けようかと思ったけれど、ランキングとかに表示されたら怖いので、平凡なタイトルに逃げました😆

 

今の正直な心境としては、

宇野昌磨の現役続行より、ネイサン・チェンの競技復帰を願ってしまう私がいます。

 

それはきっと、ネイサンの“今”が幸せそうで、充実しているからだと思います。

そして、ネイサンがいたころの昌磨は、今よりも幸せそうに滑っているように見えました。

 

久しぶりに、去年のザ・アイスの『On the Nature of Daylight』を見たら、

えらく心に沁みました。痛いほど、心に刺さりました。

 

 

新しい世界へ旅立つネイサンが、「もう少し頑張って」と、昌磨の背中を押してくれたよね。昌磨、一人で頑張ったよね。

 

ネイサンが、世界選手権のフリーの日に観戦していたそうですが、

昌磨の三連覇を見届けに来たんだと思う。(事実と違ってもいい。私はそう信じる。)

 

昌磨は、「であれば、ショートの日を見てほしかったですね」と笑っていましたが、それを聞いて、私は泣きましたよ。

 

 

どんな結果でも、ネイサンは、昌磨を称賛してくれたと思う。

会えてたらいいのになぁ。

 

昌磨に関して言えば、パトリック・チャン全盛期、羽生結弦全盛期、ネイサン・チェン全盛期を共に戦い、つねにピタリとトップの背後にくっついて、フィギュア界をけん引してきました。(一馬力で引っ張れる人なんて、いないと思う。昌磨がいたからこそ、だよね)

 

そこからさらに、“宇野昌磨の時代”を駆け抜けてきました。

 

それを成し遂げるのに要した集中力やモチベーションの維持は、凡人何人分に相当するのだろうか。

双肩に担った責任の重さは、総計何トンになるのだろうか。

 

そういうことを考えると、「もう十分だよ。休んでよ」と思う。

 

確かに、世界選手権での演技が競技者として最後になるのであれば、

少しさみしいのが本音です。

どんなに自分をごまかしても、頂点を極めたようなショートから、フリーと直後の引退示唆との落差に、心がついていけなかった一週間。

 

それは、「宇野昌磨は今がスケーターとしての絶頂期である」と信じているからでもある。

 

だけど、いろいろなインタビューを読むと、「競技でまだ見たい」という自分のエゴよりも、「このまま続けても、昌磨はスケートを嫌いになってしまうのではないか」という思いのほうが強い。

 

ネイサンが電撃復帰することでもなければ、昌磨はもう、競技へのモチベーションをは保てないのではなかろうか。

ネイサンに関しても、北京オリンピックの団体メダルさえまだ受け取っていないのに、ミラノオリンピックとか言ってんじゃねぇ!!って感じかも😅

 

私の中のフイギュア“ハッピー全盛期”は、やっぱりこの頃。

 

 

コリヤダ君が国際大会に出られなくなって、競技引退。

ネイサンとヴィンスが競技休止。

昌磨とボーヤンだけが、いまだに母国男子フィギュアを背負って奮闘する日々ですが、

五銃士の近況は、今でもSNSやニュースで確認してしまいます。

 

先日の世界選手権のとき、マリニン君とアダム、ルーカス・プリッチギが、3人でSBSの4回転を跳ぶ動画を見ました。

その時私が感じたのは、“一抹の寂しさ”でした。

なんでだろう。そこにいるのは昌磨でいてほしかったのか?勢いのある若手スケーターが無茶なことする…それは、彼らの時代が到来した証のような気持ちになるからだろうか?(ブリッチギ選手は26歳であるけれど)。北京オリンピックのときの、昌磨とゆまちとコンドラチュクの4回転ジャンプ合戦を思い出しました。

 

とにもかくにも、宇野昌磨が引っ張ってきたものは、あまりに重く、あまりに過酷で、あまりに長い期間だったので、もう心ゆくまで休んでほしい気持ちです。