オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

ルール変更で、コンビネーションジャンプの可能性は広がるか。

ISUが、シングルとペアの2024/25シーズンのGOE、PCSの採点のガイドライン(資料)を公開しました。

 

 

大きくは、以下の4つのポイントについて

I.  エレメンツの難易度の更新
II. +GOE マークに関するガイドラインを肯定的な側面から更新 
Ⅲ.  エラーに対するGOEに関するガイドラインを更新
IV. GOE およびPCSの変更と明確化

 

毎シーズンごとにルールが変更されて、コーチも選手も大変ですが、

願わくば、現場からの希望を取り入れた変更であってほしい。

 

そして、GOE関連はまだ紐解いていませんが、

決定保留マークがついているものの、話題を呼んでいるのが、オイラー(半回転ループ)についてのルール変更ではないでしょうか。

 

Jump combinations:
An Euler (half-loop) is considered a non-listed jump, it will have no value when used in a jump combination between two
listed jumps becomes and it will not be counted in the number of the allowed jumps of the concerned jump combination with
the value indicated in the Scale of Value. An Euler jump cannot be included in the jump combination of the Short Program.
An Euler (half-loop) can only be executed once in Free Skating. 1)

ジャンプのコンビネーションについて:オイラー(ハーフループ) は、リストに入っていないジャンプとみなされ、リスト内の2つのジャンプとの組み合わせで使用される場合は、点数になりません。
また、コンビネーションで許可されているジャンプ数にはカウントされません。
オイラージャンプは、ショートプログラムのコンビネーションジャンプに含めることはできません。フリースケートで 1 回だけ実行できます。

 

要約すると、

  1. オイラーは、コンボに入れても得点がつかない。
  2. コンビネーション中のジャンプ数にカウントしない。
  3. フリーで1回だけ入れられる。
  4. ショートでは入れられない。

 

オイラージャンプによって、コンビネーションジャンプがバラエティに富んだものになりました。

 

右足でジャンプを着氷したら、オイラーなしだと、そのまま右足でループを跳ぶか、

左足を付いてトゥループを跳ぶしかないけれど、

 

間にオイラーを挟めば、踏切の足を変えられるので、サルコウやフリップが跳べます。

 

先日の世界選手権男子フリーでは、このような組み合わせが見られました。

昌磨 3A+1Eu+3F

マリニン 4Lz+1Eu+3F

アダム 3Lz+1Eu+3S

ゆまち 4T+1Eu+3S

ジェイソン 3F+1Eu+3S

佳生 3A+1Eu+3S

 

これまで、オイラージャンプは、ジャンプの本数としてカウントされ、基礎点が0.40ありました。

したがって、GOEのプラス&マイナスも設定されていましたが、

そういえば、採点がどうだったか、私はまったく注意を払っていませんでした。

 

オイラーを挟んだ次のジャンプの回転不足は目にしましたが、

美しいオイラーで加点された選手もいたはずですよね?

 

誰のオイラーの評価が高かったのだろうか?

 

実は、私は、オイラーがあまり好みではなく…

「ジャンプをミスしたのかな?」と思うとオイラーだった…ということが、毎試合、何度かあります。

跳ぶタイミングが、とても難しそうに見えます。

 

選手たちは、この変更をどうとらえるのでしょうか。

早速、インスタに新しいコンビネーションを考えて披露する選手が出てきそうです。

 

単純に考えると、オイラーがコンビネーションジャンプ内のジャンプ数にカウントされないなら、

4連続ジャンプが可能になりますよね。

 

昌磨の3A+1Eu+3Fが3A+1Eu+3F+3Loになったり(絶対ない😂)、

ジェイソンの3F+1Eu+3Sが3F+1Eu+3S+3Tになったり?

マリニン君は、4Lz+1Eu+3F+3Tやるな。

 

いや、危なすぎ、大変すぎ😅

「ジャンプ偏重」とか言いながら、ますますジャンプのハードルが上がっていく気がします。

 

もちろん、スケーターたちが、「これは面白いことができそうだ」と思ってモチベーションが上がるなら、変更大歓迎。

アクロバティックな要素を強めて観客をひきつけるためなら、ノーサンキュー。

 

可能性が広がるのは、いいのかな。

決定じゃないとしたら、選手たちの反応を見て決めるのかも。

ほかに、スピンについての変更も提議されています。

 

どーですか、昌磨くん。

もしかして、「ルールが変わるならもう一年やりたいな」とかないですか?