昌磨はYOGの卒業生。
こんばんは。種子島ぴーです。
「順位を気にする新たな昌磨」が見られるであろう世界選手権も、すぐそこですね。
年度末の忙しいときに、なぜこんな重要な大会が開かれるのでしょうか!!! って、フィギュア業界にとっても年度末ですね(笑)
さて、平昌オリンピックの後に、「ユースオリンピックの星、宇野昌磨インタビュー翻訳」という記事をアップしました。
昌磨は、YOG(ユースオリンピック。Youth Olympic Games)に出場した経験があります。
14歳~18歳の選手が出場できるオリンピックで、夏と冬に開催。フィギュアスケート競技に関しては、ペアおよびアイスダンスの男性選手は15~18歳。それ以外は15~16歳の選手に出場権があります。
大会という側面だけでなく、スポーツ・文化・教育が一体となったイベントで、教育の場でもあるわけですね。
だから、彼らは、出場者を“卒業生”と呼びます。
そして、4年に一度の大会が、2020年にローザンヌで開催予定なので、多くの人に知っていただこうと、PRにも力が入ります。
ユースオリンピックさんは、卒業生の活動をどこまでも追い続け、何かあればグイグイと広報していきますよ!!
というわけで、www.olympic.orgに掲載された記事「2月に活躍したユースオリンピック卒業生たちのまとめ」より、フィギュア編を訳します。
2月も、YOG卒業生たちが前進。
2019年の2ヵ月目の先月。
多数のYOG(Youth Olympic Games)出身アスリートが、世界選手権と四大陸選手権で、メダルを感動的に獲得する姿を目にできました。
彼らは、シニア・ランクにおける成功の足がかりとして、YOGの評判をさらに押し上げてくれました。
カリフォルニア州アナハイムで開かれた四大陸フィギュアスケート選手権では、元YOGスターの宇野昌磨が、男子シングルでフリーの世界最高得点を出して、金メダルを獲得しました。
21歳である日本代表の彼は、ショートの演技の後、4位に沈んでいました。
しかし、フリーで197.36点をマーク。ものすごい勢いで巻き返すと、勝利を手にしました。
その記録は、日本のチームメイト羽生結弦が、2018年にフィンランドのヘルシンキで出した190.43点を上回りました。
宇野が、2012年のYOG(Youth Olympic Games)インスブルク大会で銀メダルを取って国際舞台に名乗りを上げたとき、彼はまだ14歳でした。
(ちなみに、このときの金メダルは、ボーヤンではなくハン・ヤン)
そして、出身国の枠を超えて4人で戦う団体戦でも、アメリカのジョーダン・バウ、ベラルーシのエフゲニア・タカシェンカ&ユーリ・フリツキ(ペア)とチームを組んで、金メダルを取っています。
(当時の仲間との交流は続いているのだろうか・・・)
トゥルシンバエワ選手もYOG卒業生。
カザフスタンのスケーター、エリザヴェート・トゥルシンバエワは、19歳のYOG卒業生です。
かわい~
2016年のリレハンメル大会で銅メダルを取った後、カリフォルニアの四大陸選手権で銀メダルを獲得し、2度目の成功を収めました。
彼女が四大陸選手権で2位になったことで、日本が表彰台を独占するのを阻止し、YOGリレハンメル大会で戦った仲間である坂本花織を4位に追いやりました。
トゥルシンバエワ選手、3月のユニバーシアードでも、見事銀メダルに輝きましたね。
リレハンメル大会男子シングルは
ちなみに、YOGリレハンメル大会の男子シングル部門は、そうそうたる顔ぶれです。
1位 日本 山本草太
2位 ラトビア デニス・ヴァシリエフス
3位 ロシア ドミトリー・アリエフ
4位 カナダ ローマン・サドフスキー
5位 韓国 チャ・ジュンファン
6位 日本 島田高志郎
今後もYOG出身者の活躍から目が離せませんね。(と、教育的まとめ方)