ザ・アイス2020開催見送り
こんにちは。「一番好きなアイスショーは“THE ICE”」の種子島ぴーです。
とてもとても残念なニュースが入ってきました。
THE ICE 2020年の開催見送りが決定しました。
THE ICE 2020年開催見送りのお知らせ
このたびの新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響により、
お客さま・出演者・関係者等の安全を最優先に考え、
THE ICEの本年の開催を見送りさせていただくことを決定いたしました。
開催に向けて慎重に協議を重ね、準備を進めてまいりましたが、
新型コロナウイルスの国内外の現状を鑑み、今回の決定に至りました。
開催を楽しみにお待ちいただいていた皆様、
ならびに開催に向けて準備を進めていただいていた関係者の皆様にもお詫び申し上げます。
新型コロナウイルスの感染拡大が一日も早く収束することを願っております。
そして必ずや来年、皆様とお会いできることを楽しみにしております。
THE ICE 主催者一同
当然ですよね。この状態で人々が集まるのも危険なら、
氷から離れていたスケーターが、ショーに向けて練習をするのも無理がある。
遅れてスタートしたシーズンに向けて、現役選手は大忙しの時期です。
新型コロナウイルスの脅威が認知され始めて、世界選手権が中止になった頃には、「夏になってTHE ICEが開かれたら、全公演見に行くぞ!!」なんて思っていたのですが・・・
あっという間に6月です。ぜんぜん無理でーす。
私は、アイスショーの中では、THE ICEが一番好きです。
真央ちゃんつながりもあるけれど、
シーズンが始まる前に新プログラムに挑戦するスケーターがたくさんいたり、
若手がリラックスした雰囲気だったり。
後を引く楽しさがあります。
そして、前々回からは、宇野昌磨選手が新座長、新ホストのポジションに。
いろんな一面を見せながら、お客さんを楽しませようと、大奮闘してくれたアイスショーでした。
昨年結成された“5銃士”も、今年は集合できません。
それぞれに紆余曲折があった1年を経て、集合する姿が見たかった!!
昌磨の キメてぇ、シャー キメてぇ、シャー ピコピコ えっ?えっ? ピコピコ えっ?えっ? 右、左、肩回すっ Wow wow wow wow クリムキ~ン
も懐かしい~。
今年バージョンだったら、『グレイトスピリット』で髪をかき上げるしぐさとか、『ダンシングオンマイオウン』でウエストをひねるコリオが入っていたかも。
または、トロちゃんの真似をしているところに、ザギちゃんwithマサルが乱入・・・っていう展開も。
コスプレ合戦の司会では、マシューさんの各種マスクをとっかえひっかえ着用して登場してくれたかもしれないのに、ね。
去年は、THE ICEの記事を4つか5つも書きました。
どんなアイスショーだかご存じない方は、よかったら読んでくださいね。
「開催見送り」は、「中止」ですよね?!
もしかして、THE ICEニューイヤーバージョンとかある?! ないないない(笑)
THE ICE2021を楽しみに、大阪、名古屋まで見にいけるように貯金します。
ISUアワードの新事実
中止と言えば、「キャンセルされた世界選手権のバーチャルアワードは、いつ開かれるんでしたっけ?」とネットで検索してみたけれど、答えが探せず。
日程は、まだ未定だったっけ?
正直、今となっては、興味がほぼない。
結局のところ、アワードは世界選手権の副産物であり、
世界選手権が開かれない以上、意味を感じない。
映画を見ないでオスカー賞を決めるようなものだ。
と、ここで思い出しました!!
創案者アリ・ザカリアン氏の過去のインタビュー記事をたまたま見つけて読んだら、興味深いことが書かれていました。
news.sportbox.ruの2018年3月の記事です。
Q フィギュアスケートで、スポーツオスカーを設立するアイデアはまだありますか?
A 私はすでにそれについて、うんざりするくらい声を上げています。毎年、最高のトレーナー、振付家、衣装デザイナーに賞を贈る必要があります。
しかし、ISUでは「まさか、そんなことは無理だろう」と思われています。この賞は、クレイジーな額の収益と名声を、フィギュアスケートに導くでしょう。
おもしろいことに、私はそのための基金を設立することさえ要求していません。自分で答えを出します。私は間違いなく、このアイデアを実現させます。毎年、私はその実現に、徐々に近づいています。
記事であり、翻訳も100%ではないと思うので、そこを差し引いて読んでください。
アリ・ザカリアン氏は、アルメニア出身のフィギュアスケーターだった人で、振付家であり、アイスショーのプロモーターであり、ロシアの複数の有名スケーターのマネージャーでもあるようです。
現在の状況がわからないので、マネジメントしているスケーターの名前を書くのは控えます。
興味深かったのは、以下の点です。
- ザッカリアン氏が、ずっと前からこのアワードを構想していたこと。
- 調べてみると、足かけ10年近い。
- 当初は、「最高のトレーナー、振付家、衣装デザイナーに賞を贈る」目的だった。 ⇒これなら私も賛成です。
- 割と最近まで、ISUはこの企画に乗り気ではなかった。少なくとも、平昌オリンピックの直後までは。
- ザッカリアン氏は、とても意志の強い人物である。⇒初志貫徹
私には、アワードが唐突にスタートし、乱暴に運営されているように感じられました。
不透明な部分の多い投票開始、ノミネート者など・・・。
しかし、企画自体はずっと考えられてきていて、何かが急転直下し、2020年の開催が決定したようです。
今年のバーチャルアワードで、“クレイジーな額の収益と名声”がもたらされることはないでしょう。
それでも、バーチャルであっても、形にして最初の一歩を踏み出すこと。
そこに、こだわりがあるのかもしれません。
放映されたビデオに、CMがバンバン入っていたら、ちょっと笑っちゃいますけどね。