興味がある人は少ないと思いますが、
今日は、ISUアワード発表の日でした。
わかっていたけど忘れていて、思い出してYoutubeを開いたら、
最優秀選手賞(MVS:MOST VALUABLE SKATER)の表彰が始まるところでした。
最終ノミネートは、宇野昌磨、坂本花織、イリア・マリニンの3人。
どう考えても、世界選手権二連覇、後輩たちへの好影響力も絶大な、
宇野昌磨か・・・
坂本花織だと思い込んでました。
男性スケーターの受賞が続いたから、今回は、坂本花織選手の線が強いな…と。
そうしたら、イリア・マリニン選手でした。
誤解なきよう断言しておきますが、私は!
ISUアワードに強い思い入れがあるわけではない。
昌磨の受賞を強く願っていたわけではない。
マリニン君は好きである。
にもかかわらず、マリニン君がMVSに選ばれたことにびっくりして、
ISUアワードという存在の耐えられない軽さに、ふわふわ浮きそうになりました。
受賞理由で「彼は、4Aでスケートの新時代の扉を開けた」とか、「人々がスケートを見るようになった」みたいなことを言ってたけど、
4Aの功績での受賞は、去年の特別達成賞じゃなかったっけ?
マリニン君は間違いなく素晴らしいスケーターだが、
世界選手権タイトルを獲ったわけではないし、表現力やスケート界への影響力も、これから期待される選手。昌磨や花織ちゃんのノミネート理由のほうが、ずっと重みがあるように聞こえました。
おっと! ちょうど、タイミングよく😎
マリニン君がこれからアイスショーで滑るってぇことで、
カートがトロフィーを持って登場して、サプラ~イズ😎みたいなね。
いやいや、バレバレですがな。
となると、先日ブログに書いたISUアワードとアート・オン・アイスの関連性
が思い出されます。
要約すると、「アート・オン・アイスに出演している人が受賞に有利なのではないか」という予想ですね。
で、MVSは、ショー出演者のマリニン君。
他の受賞者はどうだったか、動画を巻き戻して見ると…。
最優秀プログラム賞は…
ショー出演中のアダム・シャオ・イム・ファ。
そっか。『ボレロ』のケヴィン・エイモズは、バカンス満喫中だもんね。
しかも、紹介ビデオで、禁止行為のバックフリップ跳んでますけど。
ルール違反のプログラムに、最高評価をあげちゃまずいよね。
ISUの軸のブレ具合が、なんとも。
最優秀衣装賞は・・・
もちろん、ショー出演中のルナ・ヘンドリックス。
最優秀振付師賞は、
リショーさんが、アダムのコーチとして帯同してくるか。
帯同してきましたね。
最優秀コーチ賞は、
濱田コーチは英語ができるから、ビデオメッセージもOK。
OKでしたね!
最優秀新人賞は、
ショーに出ているキミー・レポンドかと思ったら、
なんと、なんと、吉田陽菜選手が受賞。
スイスに行ってたのね。これは、おめでとうだわ👏👏
そういえば、今回の受賞者を見て、「英語でインタビューのやり取りができること」が必須だと感じました。
そして、特別達成賞に、ショーに出演していたディアナ・ステラート・デュデク。
彼女の受賞は、納得でした。ご本人も涙、涙。
怪我で引退した後、長いブランクを経てペアスケーターとして復帰。40歳の現役スケーターとして国際主要大会で表彰台に立つ姿は、表彰に値する。
というか、ディアナ>>ISUアワード ですな。ディアナの偉業にアワードが値するかどうか。
他にも賞はありましたが、もうこの辺でいいと思う。
というわけで、先日のブログの受賞者予想が、ほぼ的中してますね。
甘く見積もって、5名くらい当たってた。
マリニン、アダム、ルナ。おまけで、リショーさんと濱田コーチ。
というか、誰でも想像できる結果すぎて驚く。
そもそもが、フィギュアファンやスケーターからの支持を得られていないアワードですが、今回が正念場。いや、岐路か。
アワードに権威を持たせるという意味で、MVSは、ちょ~っと、失敗しちゃった気がします。
MVS以外のカテゴリーもそうですが。
誤解されたくないので、最後にもう一度念押しさせていただきたい。
ISUアワードに強い思い入れがあるわけではない。
昌磨の受賞を強く願っていたわけではない。
マリニン君は好きである。
賞に権威付けするなら、アート・オン・アイスと連携させるのは、もう止めにしたほうがいいと思う。