こんばんは。オリンピック、とうとう終わってしまいましたね。
すばらしい感動をたくさんたくさん見せていただきましたが、
私が一番印象に残っているのは、空手形男子金メダルの喜友名諒選手です。
神々の世界と劇画の世界が融合したような、
この世のものとは思えない演技でした。
とんでもない存在感と形の美しさ。
そして、香港アクション映画で、肉をたたいて出している効果音が、
細工なしで技と共に繰り出されることに、驚愕しました。
さらに、感嘆したのが、この場面。
畳の下から握手を求められたとき、立ったまま握手をするのではなく、
きちんと、ひざまずいてから、頭を下げて両手で握手したんです。
まいりました。まさに、心技体。
たとえば、この喜友名選手の「金メダルを噛む」という発想は、
とうてい私には思いつきません。
しかし、名古屋市の河村たかし市長は、噛んじゃったんですね。
表敬訪問に訪れたソフトボール女子の後藤希友選手の金メダルを、ガブッて。
https://www.youtube.com/watch?v=mmU96uvLIOQ
これはひどい!!
メダルとリボンの両方に唾液がついちゃってますね。
「唾液を拭き取ることもせず、リボンをクルクルと巻き付けて後藤投手に返却した」と。
血のにじむような努力の末につかみ取ったメダルを、
おっさんに勝手に噛まれたうえに、おっさんの唾液がメダルやらリボンやらに付くなんて、私なら耐えられません。
ネットでは、かわむらたかし(河村たかし)の文字を並べ替える、アナグラムが流行っているとか。
- 貸したら噛むわ(かしたらかむわ)
- 噛むから私(かむからわたし)
- ワシ、宝噛む(わしたからかむ)
- 噛む。私から(かむわたしから)
えーい、噛むんじゃねぇ!!
後藤選手の所属先のトヨタが、
「今回の不適切かつあるまじき行為は、アスリートへの敬意や賞賛、また感染予防への配慮が感じられず、大変残念に思う。河村市長には、責任あるリーダーとしての行動を切に願う」
という声明文を発表し、豊田社長名で抗議文を出したとのこと。
トヨタ自動車の後ろ盾があって、本当によかった。
東京オリンピック組織委員会が、交換の可能性を示唆しているらしいので、
ぜひとも交換して、授与式を行ってほしいと思います。
これはもう、事故ですからね。
で、宇野昌磨ファンとしては、どーしたって、このときの対談を思い出してしまいます。
謎は残るが意外と楽しい、宇野昌磨×河村市長の会話。 - オオナゾコナゾ
このときは、幸いにも(?)メダルは持参していなかったのかな?
もしも持参していたら、噛まれちゃったかもしれませんね。
平昌のメダルは、「触りたい人は誰でも触ればいい」と、
まったく執着していない様子だった昌磨。
もしも、河村たかし市長にメダルを噛まれたら、
どんな反応をするか想像してみました。
1.「噛むことに何の意味があるんですか?」と、顔色一つ変えずに聞く。(平昌OP語録より)
2.「噛みたい人は誰でも噛めばいい」と、余裕で見つめる。(平昌OP語録のアレンジ)
3.「さっき、うちのワンコたちも噛んでましたよ。ギャハハハハ」と、犬の唾液が乾いていないことを謝罪する。
私の予想は「3」かな(笑)
しかし、やっぱり、メダルは、その重みを知る人に見てほしいですよね。
この写真、大好きです。
昌磨が北京オリンピックでメダルを取ったら、また、河村市長に見せに行くのかな?
えっ、北京までいないかもしれないの? リコールされて??
ありゃりゃ…