オオナゾコナゾ

種子島ぴー/九州出身、東京在住。夫と二人暮らしです。旅行のこと、フィギュアスケートのこと、香港のことを中心に、右から左へ流せなかった大小の謎やアレコレを、毒も吐きながらつづります。

アイスダンス世界選手権代表は、四大陸の結果一発勝負

全日本選手権後に保留になっていた

アイスダンスの世界選手権代表が、

四大陸選手権の成績で決定することが発表されました。

https://www.skatingjapan.or.jp/common/img/info/wfsc2024_icedance.pdf

 

全日本選手権で1位~3位になった

  1. 小松原美里&小松原尊組
  2. 田中梓沙&西山真瑚組
  3. 吉田唄菜&森田真沙也組 のうち、

四大陸選手権で最上位になった組が、世界選手権の正代表となり、

2番目の組が、補欠になります。

 

 

四大陸選手権の日程は、1月30日から2月4日。

 

今までこのような決定の仕方は前例がなく、

思い切った決定だと思います。

 

試合としては、面白くなると思いますし、

世界選手権への選考を、国際大会のジャッジにしてもらうのは、公平で恨みっこなしだと思います。

 

しかし、こういうとき、選手に感情移入して、

ドキドキして演技を正視できない傾向のある私。

発表を見ただけで、心臓がばくばくします。

 

こういうとき、アスリートは、「よーし、やってやるぞ」と、血が騒ぐのでしょうか。

 

田中梓沙、西山真瑚組は、全日本後のメダリストオンアイス練習中に、田中選手が怪我をして、ショーへの出場を取りやめました。

親指の2本の腱が切れかけていて、長野県の病院で緊急手術しました。すぐに練習再開するかどうか迷ったのですが、幸い、手の怪我だけですし、2月の四大陸選手権には間に合うかもしれないと思い直して、モントリオールでやれる練習はやろう、ということになりました。

【ロングインタビュー(1)】全日本2位の翌日、怪我で手術。強運も不運も味方に「あずしん」練習再開(野口美恵) - エキスパート - Yahoo!ニュース

 

怪我は不運でしたが、「四大陸に間に合うかもしれない」と気持ちを切り替えて練習に戻ったことが、どうか吉と出ますように。

 

全日本選手権では、

RD1位は、田中梓沙、西山真瑚組

FD1位は、吉田唄菜&森田真沙也組

総合1位は、小松原美里&小松原尊組。

 

点数も拮抗していたので、この1カ月でどれだけ力を伸ばしたかが、

如実に現れることになります。

3組とも、力を出し切れますように。

 

それにしても、日本アイスダンスの土壌は、

かなだいというブルドーザーによって、

ものすごいスピードで耕されていっている気がします。

 

選手層も広がったし、選手の成長スピードも速くなったし、

ファンの声も大きくなったし、

スケート連盟の動きも変わったし、いろいろすごい。


バックフリップは必要か?

欧州フィギュア選手権で優勝したアダム・シャオ・イム・ファ選手が、

フリーの演技中に、バックフリップ(バク転)をやりました。

 

 

私は、アダム選手が好きでした。(過去形?)

演技も楽しみにしていたのですが、反射的に「嫌だな」と感じました。

 

それはなぜなのか。

考えを整理してみました。

 

禁止行為だから。

バックフリップは、ルール上、禁止行為とされており、2点減点されます。

なぜ禁止行為なのか?

当然、理由はあるわけで、想像するに

  • 技として危険だから
  • 観客は危険な行為を見たくないから
  • フィギュア競技に必要ないから
  • リンクが荒れて他の選手に迷惑

といったことが、考えられます。

 

前回、上海トロフィーのフリーで、

アダムはバックフリップを入れて「減点2」を受けました。

 

 

危険なバックフリップをやれば、“厳重注意”を受けたり、

メダルはく奪されたりするイメージがある中で、

ルール上、減点2で済んで優勝できたのは、

「けっこう軽いペナルティだな」という印象でした。

「中国開催だからかな」と思ってしまったのは、失礼だったと思います。

 

初めてじゃないから。

アダムが試合の場でバックフリップをするのは、今回が3度目です。

一度目は、上海トロフィーのフリー。

二度目は、フランス杯のフリーの演技後、リンクを去るとき。

そして、今回の欧州選手権フリーです。

 

このことから、アダムは反省していない、悪いと思っていない、ということがわかります。

ここ、ポイントじゃないですか?

 

危険だから。

毎回、アダムがバックフリップをするのを見て、「危険だからやめたほうがいい」と、ファンとして思ってきました。

アイスショーは、自己責任ですが、高難度ジャンプや要素を演じる試合の場で、体力を消耗しつつバックフリップをして、頭から落下したり、足をくじいたりしたらどうするのか?

アダムの着氷は、いつも左足首が内側に倒れていて、私はとってもとっても怖いんです。

 

 

体操選手が地上でやったとしても、失敗して頭から落ちることがあるのに、

重たく鋭利なブレードを付けて、氷の上でやって、頭から落ちたらどうするのか?

アイスショーでやっているスケーターも、けっこう、頭の位置が低いことあるよね。

 

フランス杯のフリーで挨拶をした後、

彼は、フラワーガールがいる中、バックフリップをして引き上げていきました。

 

 

マジですか?

万が一、背の低いフラワーガールの顔にでも当たったら、怖すぎないですか?

 

私は以前、オリンピックで金メダルを獲った選手が、舞い上がって、エキシビションで跳び蹴り状態で他のスケーターに突っ込み、お腹を横にエッジで切った場面をリアルタイムで見ました。そして、そのスケーターを応援しなくなりました。

 

メッシングさんが、アイスショーで、数人のスケーターを寝ころばせた上をバックフリップで越えていくのをやっていますが、あれも止めてほしいです。

 

迷惑だから。

スケート靴を入って空中で回転して、トゥでがっつり氷に着氷すると、

どのくらいの衝撃があるんだろう。

氷のかけらが飛び散っていたし、リンクを軽く掘っていることは想像がつきます。

 

フランス杯と上海トロフィーは、最終滑走でしたが、

今回の欧州選手権では、次に滑る選手もいました。

迷惑じゃね?

 

失礼だから。

バックフリップをすると、禁止動作をしたことになり、2点減点されます。

0.1点差で順位が変わることもある競技で、

1点でも多く得点するために、力を振り絞っている選手がいる中で、

これはどうしたことでしょうか?

上海トロフィーも今回の大会も、アダム選手は、余裕しゃくしゃくの優勝でした。

減点2など、痛くもかゆくもなかったと思います。

つまり、「2点失っても勝てる」と思っているわけで、

他の選手に対して失礼な気がします。

 

何のためにやるのか不明

かつて、スルヤ・ボナリー選手が試合でバックフリップをやったときは、

差別的な採点に対する涙の抗議がありました。

アダム選手も、何か意味があるなら、声明を出してもらいたい。

スルヤ・ボナリー選手の行為には、賛否両論があるけれど、理解はできました。

彼女の行為の意味までが、無意味になりそう。

 

本人の意見も聞いてみる。

About the backflip: “Sure, it takes more energy to do it in the free program than in the exhibition, but I felt good and I had the energy to do it and I wanted to perform it for the audience.
I did it to push our sport. It’s less dangerous than it looks like.”

He thinks a backflip would be too risky at Worlds but he won’t excluse doing it.

意訳:バックフリップについて「もちろん、エキシでやるよりもフリーでやるほうが、エネルギーがいりますが、気分がよかったし、余力があったのでやりました。観客のために、やりたかったんです。スケート競技を前進させるために、バックフリップをやりました。見た目よりも、危険ではありません」

彼は、世界選手権でバックフリップをするのはリスクが高すぎると考えていますが、やる可能性を排除したわけではありません。

 

やめてください。

気持ちを整理しているうちに、長々と書いてしまいました。

 

私の意見は、やめてほしいし、スケート連盟もやめさせてください。

 

禁止行為を毎回して、減点2だけ受けてOKなら、

禁止されているスケスケ衣装で毎回出てくる人もいるだろうし、カオスだよ。

 

禁止行為で観客を盛り上げて、点数に反映させるのもなし。

バックフリップが、フイギュア競技を進化させるとも思いません。

 

「世界選手権でやる可能性もゼロではない」と表明しているのだから、

事前に警告すべきでは。

 

万が一、昌磨の演技の前にバックフリップで氷削ったら、本気で怒るよ。

他の選手の前でも後でも、本気で怒るよ。

あ、もう怒ってるか(笑)

インカレお茶の間観戦話と「手のひらで語る男たち」

こんばんは。先日、お茶の間観戦したインカレについて印象に残ったことを、ちらっとだけ。

 

まず、純粋にスポーツに向かう選手たちの姿に、圧倒されました。

フィギュアスケートは、見せるスポーツではあるけれど、

大々的にテレビに映る大会よりも、純粋でまっすぐで、飾り気のない一生懸命さ。

中庭コーチですら、ヘアスタイルがさほど整っておらず、大学のコーチ風でよかった。

変な感想ですみません。

 

そして、ジャンプに成功したとき、失敗したとき、疲れてきたとき、

選手から選手へ向けられた掛け声や応援、拍手が、

観客から選手へ送られるものとは、明らかに違いました。特に男子。

 

そういえば、どのスポーツでも、大学ごとに伝統の掛け声というのがあるよね…と、遠い目😑

ゆまちとか国際大会に出ている選手たちの様子も、いつもと違って楽しそうで、

なんだか、おばさんが学生の聖域をのぞかせてもらっているような気分になりました😑😑

 

胸を打たれる演技はたくさんあったのですが、

特に圧倒されたスケーターを男女一人ずつあげるとすれば、

 

女子は、青木祐奈選手。

 

 

力強く、美しく、骨太で、大輪のあじさいのようでした。

ダイナミックなジャンプ、息を呑むようなスピンの入り、

ピュアな笑顔は、破壊力があります。

ライト暗めのリンクで、内側から発光してました。

横道にそれます

このブログを昼間に書き、アップしないまま外出しsennaさんのブログ

を拝読すると、「印象に残った選手は大勢いたけれど一人、と言われたら
青木祐奈ちゃんかなあ。内側から光り輝いていた。」と書いていらっしゃって、びっくり😮みなさん同じことを感じられたのだなぁと。(sennaさん、いつもありがとうございます)

話を戻すと、青木選手は、引退を考えていたラストシーズンが、最高のシーズンになっています。

NHK杯で、海外の実況&フィギュアファンをびっくりさせたと思います。

ジャンプ判定が刺さっていなければ、もっと鮮烈に、国際舞台に躍り出られたのでは…と残念です。

どう考えても引退するのはもったいない。でも、「続けてほしい」と言うのは、無責任なのかな。経済的な問題もありますよね。

スポンサーが付くといいのになぁ。親しみやすい美しさがあって、無印良品さんとかいいと思う。笑顔とハッピー感からすると、ハウスのカレーもいいよね。森永のハイチュウなんて、どうですか?(何を言ってるんだ!!)。

 

男子は、森口澄士選手の演技に、口あんぐりでした。

 

 

強固な体幹が支える揺るぎないジャンプ。スケール感が異質といいますか、

カリスマ性があって、リンクで“映え”ますよね。

インスタにどんどんアップして差し上げて(何を言ってるんだ!!)

 

全日本選手権のときも、あまりにも堂々としていて、驚かされました。

一般的には、「その種目に参加する選手が一組しかいない」という状況だと、

萎縮したり、照れたりしてしまうと思うんです。

でも、6分間練習から長岡柚奈&森口ペアは、

「みなの者、我らが演技を見るがいい」って感じで、威風堂々としてましたよね。

 

 

演技中の表情もすばらしかったし、二人は、只者ではないでしょう。

それで、シングルでもインカレで2位になっちゃうのは、すごすぎます。

 

そういえば、青木祐奈選手は、大ちゃんの滑走屋にも出演しますよね。

それつながりで、全日本選手権のときに、書こうと思って書くタイミングがなかった話を書かせてください。(横道にそれてばかりで申し訳ない)

 

滑走屋に佐々木晴也選手が出演予定ですよね。

以前書いたように、ドリームオンアイスで見て、SPの曲名「Gira con Me」を突き止めるのに多大な時間を要してから、密かに注目していました。

 

で、全日本選手権のときに、佐々木選手の武器に気づいたのです。

それは、伸びやかなスケーティング…ではありません(←それもあるけれども)。

手のひらです。手のひら、手の平、掌(てのひら)。

 

 

彼は、手が大きく、手の内側に感情があると思うんです。

「指先まで神経が行き届いている」とか、「手の甲が美しい」というスケーターは、大勢いらっしゃると思うのですが、

「手のひらで語れるスケーター」というのは、それほど多くない。

 

私の好きな手のひらが大きくて雄弁なスケーターには、

例えば、ドミトリー・アリエフ。ほとんど演じられなかったSP『モディリアーニ 真実の愛』を見て、アリエフにはまりました。

 

 

そして、ケージ・タナカ。

 

 

シン・エヴァンゲリオンはもちろん、競技引退後の洗練されたプログラムは、どれもこれもかっこよくて、唯一無二。

NHK杯のエキシで見たAppleも、ものすごく素敵でした。

いや、ほんと、群を抜いて素敵でしたよ。(だったら、そのときブログに書けや!!)

 

そして、佐々木晴也選手。

滑らかな足元と、手がストーリーを語る「Gira con Me」に、引き付けられました。

次は、国体に出場予定ですね。あと、滑走屋。

 

https://www.instagram.com/p/C1OuHdSJEuS/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=NTYzOWQzNmJjMA==

 

 

ドミトリー・アリエフ、ケージ・タナカ、ササキ・ハルヤを、

「手のひらで語る三大男子スケーター」と位置づけ、

今後の活躍を見守っていきたいと思います。


新年のご挨拶

2024年が始まりました。

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 

心の痛む出来事が続いていますが、

みなさまご無事でしょうか。

 

お亡くなりになられた方々のご冥福を、

心よりお祈り申し上げます。

 

被害に遭われた方々に、

心よりお見舞いを申し上げます。

 

この2日ほどは、ニュース映像を見ながら、言葉を失うばかりでした。

 

一方で、

緊迫感ある避難放送を行ったNHKの山内アナウンサー、

危険な状況の中、救援活動をされている方々、

交通機関、民間企業・人の自発的なアクション、

炎上した航空機から乗客を避難させたJAL乗務員の方々など、

お正月返上ですばらしい仕事をしている人たちの姿に、背筋が伸びました。

日本に生まれ育ったことを、誇りに思いました。

そして、自分が今、生きているだけでありがたいな、と。

 

私は、実家に帰るとき、JALで羽田~新千歳空港を往復しています。

1月2日の夜に新千歳空港から羽田空港まで帰った年もあったので、

ニュースで、機体が炎上していく様子をライブで見ながら、硬直してしまいました。

 

あの状態から、乗客全員を無事に避難させたなんて、奇跡のようです。

「信頼の翼 JAL」という(以前の)フレーズが、頭に何度も浮かびました。

これからも、私は、JAL一筋でいきます。

 

地震の被害状況が拡大していく中、

被災地の天候が荒れているようです。

救助を待っている方々が、一刻も早く無事に救出されますように、

二次災害が起こりませんように、祈るばかりです。

 

スケートの話題は、

明日からまた書いていこうと思います。

 

 

2024年も、フイギュアスケートとの素晴らしい出会いがありますように。

スケートから元気をもらえますように。

本年もよろしくお願いいたします。


世界選手権代表の選考結果を見た感想

昨晩、世界選手権と四大陸選手権の代表選考が行われ、

派遣されるスケーターが発表されました。

選ばれた選手のみなさんも、おめでとうございます!!

 

 

<世界選手権男⼦>
宇野 昌磨、鍵⼭ 優真、三浦 佳⽣

<四大陸男⼦>
鍵⼭ 優真、⼭本 草太、佐藤 駿

<世界選手権⼥⼦>
坂本 花織、千葉 百⾳、吉⽥ 陽菜

<四大陸⼥⼦>
千葉 百⾳、三原 舞依、渡辺 倫果

 

結果を見て感じた、個人的で感情的な感想を書きたいと思います

 

🔖事前に候補者リストが発表されていてよかった。

選考基準・ルールは元から決まっていますが、

人は、自分に都合のいいように、自分の望むようにルールを解釈するものなので、

候補選手名が事前に可視化されたことで、以前より納得感が高かったです。

自分が応援している選手が、どの項目で該当しているか、数を数えたり。

これは、昨年、宇野昌磨選手が問題提議したことが、間違いなくプラスに働いたと思います。

 

🔖昌磨が無事に世界選手権に行けてよかった。

まずは、宇野昌磨選手が、優勝して世界選手権代表を確定させたことを、お祝いしたいと思います。

2位、3位でも、ファイナル最上位、シーズンベストもトップなので、

問題なく選ばれたと思いますが、最終グループが神演技続出だったので、

「チーン…」という演技をしていたら、“故意に”いろいろ言う人がいて、気分が良くなかったかもしれません。頼もしい昌磨。

 

🔖世界選手権の男子3枠目

三浦佳生選手で順当だと思います。

ただ、あまりにもすばらしい出来だった山本草太選手を思うと、惜しすぎてつらい。

 

というのも、試合前の立ち位置は、女子2位で世界選手権に選ばれた千葉百音選手に、若干似ていたと思います。

私は、昌磨の前にフリーを滑った草太君の演技を見て、暫定トップに立つと思いました。そうはならなかったわけですが、もしも、総合3位ではなく2位になっていたら、

世界選手権代表は、昌磨、優真、草太だったのだろうか…と思ったり。

 

しかし、佳生君も、すべての項目の対象選手に名前が挙がっていたから、

全日本の体調不良で選から漏れたら、それはそれで無念だと思う。

 

🔖舞依ちゃん…

三原舞依選手は、足首の怪我をおして出場し、怪我の影響を最小限しか感じさせないすばらしい滑りでした。怪我を言い訳にしないのが、いつも思うけど、外見は妖精なのに心は野武士みたいなスケーター。しかし、私の感動に比して、点数は低かったな、と。ただ、通常よりは加点がもらいにくいジャンプであったのは感じたので、四大陸選手権で三度目の優勝を飾ることを願うのみ。

 

🔖四大陸選手権に友野くんは出ないのか。

勝手な思い込みなのですが、日本は、トップ3が世界選手権に派遣され、その次のグループが四大陸選手権に派遣されるイメージを持っていました。

だから、「世界選手権にも四大陸選手権にも出る韓国のジュンファンは大変だなぁ」と思っていたのですが、実際には、日本にはそんなルールはなかったようで。

 

友野くんの名前が四大陸になかったときは、「えっ」と絶句。

あんなに素晴らしい演技をしたのに、去年の世界選手権でも、すばらしい戦い方をしたのに、今年は四大陸もないなんて…

 

しかもですよ。

「宇野選手については、四大陸を希望しないという回答のもと、この選考になっています」

「女子は坂本が希望しなかったため対象外」

この文言を聞いて、「希望しないって、ありなのね」と驚く。

これまでも、自分は引退するから後輩に…とか、世界選手権に集中したいとか、あった気がしますが、選考前に希望を聞かれることに、新鮮な驚きが。

 

そして、昌磨とかおちゃんは、どー考えても、他の選手に配慮したのだろうと感じました。

昌磨は、「スケート靴を変えたい」という話があったり、「しっかり休みを取りたい」という話があったりしましたが、それでも、後輩たちにチャンスをあげたいというのが、二人ともあると思う。

 

「じゃあ、世界選手権も四大陸も出場する鍵山選手と千葉選手はどうなんだ」って思うけど、出場するのは当然の権利。

「世界選手権の前に世界ランキングをあげておきたい」とか、「場数を踏みたい」とか、「試合が好き」とか、いろいろあるでしょう。シンプルに「出たい」でも責められる理由はない。

 

しかし、これだけすばらしい選手たちが切磋琢磨して、

ここ一番でいい演技を見せる実力を持っている状況で、圧倒的に枠が少なすぎる。

理不尽で不条理で極悪非道なまでに、枠が足りなすぎる。

 

しかも、世界選手権と四大陸選手権の両方に出る権利があるとなると、

極論は、「世界選手権と四大陸を合わせても3枠」ってことになりますよね。

きびしい~

かつてのロシアと同じ状況ですね。

これはもう、国籍変更しかないですね。

 

🔖アイスダンスの「保留」

世界選手権は、全日本で優勝した小松原組が選ばれると思っていたので、正直、驚きました。

ルール上、アイスダンスは全日本優勝で決まりではないけれど、

連盟は小松原組推しだと思っていたので、びっくり。

四大陸の結果で判断するのかもしれないし、数時間では結論が出なかっただけかもしれない。

 

私は、小松原組のFDは素敵なブログラムで合っていると思ったけれど、RDを見たとき、二人の良さが引き出されていないように感じて、「なぜこの曲を」と思いました。点数が出たとき、ふと、「去年は何点だったっけ?」と調べてみたら、今年とほぼ同じ点数だったことに、衝撃を受けました。この点数が、二人の天井ということなのか?と。

対する若手二組の成長は、あまりにもエグイ。残酷だなぁと思いました。おそらく、小松原組が世界選手権に出場しても、枠を増やして来ることは難しいでしょう。

日本の選考委員会にしては、「保留」は英断だと思います。日本アイスダンスの将来を、いろいろと考えてしまったのかもしれません。

北京オリンピックのときじゃないけど、連盟は突然、「若さに期待」みたいなことを言い出すから、ベテランは圧倒的な強さがなければ厳しいですね。

 

🔖ところで、会見で宇野昌磨選手が、代表に選ばれたことを知ったのは、「プライベートで食事をしていた時で、気づいたのは0時を回っていた」と言っていました。「気づいたのは」っていうことは、選手に連絡が行くのは、メールやラインなのだろうか?

もしかして、私のほうが、昌磨よりも早く、昌磨の世界選手権代表決定を知ったのだろうか…。


世界選手権、四大陸フィギュア代表決定

 

世界選手権、四大陸選手権の代表派遣選手が発表されました。

決定まで、早かったですね。

 

世界選手権

2024/3/18 〜 2024/3/24 (カナダ モントリオール)
<男⼦>
宇野 昌磨 トヨタ⾃動⾞
鍵⼭ 優真 オリエンタルバイオ/中京⼤学
三浦 佳⽣ オリエンタルバイオ⽬⿊⽇⼤⾼

補⽋

⼭本 草太 中京⼤学
補⽋ 佐藤 駿 エームサービス/明治⼤学
補⽋ 友野 ⼀希 上野芝スケートクラブ

<⼥⼦>
坂本 花織 シスメックス
千葉 百⾳ ⽊下アカデミー
吉⽥ 陽菜 ⽊下アカデミー

 

補⽋

三原 舞依 シスメックス
渡辺 倫果 TOKIOインカラミ/法政⼤学
住吉 りをん オリエンタルバイオ/明治⼤学

 

〈ペア〉

三浦璃来 ⽊下グループ

木原龍一 ⽊下グループ

 

★ミニマムスコア取得が条件

長岡柚奈 ⽊下アカデミー 

森口 澄士 ⽊下アカデミー

 

〈アイスダンス〉保留

四大陸選手権

2024/1/30 〜 2024/2/4 (中国 上海)

<男⼦>
鍵⼭ 優真 オリエンタルバイオ/中京⼤学
⼭本 草太 中京⼤学
佐藤 駿 エームサービス/明治⼤学

補⽋

友野 ⼀希 上野芝スケートクラブ

壷井 達也 シスメックス
吉岡 希 法政⼤学

 

<⼥⼦>
千葉 百⾳ ⽊下アカデミー
三原 舞依 シスメックス
渡辺 倫果 TOKIOインカラミ/法政⼤学


補⽋

吉⽥ 陽菜 ⽊下アカデミー
⻘⽊ 祐奈 ⽇本⼤学
住吉 りをん オリエンタルバイオ/明治⼤学

 

〈ペア〉

三浦璃来 ⽊下グループ

木原龍一 ⽊下グループ

 

〈アイスダンス〉

⼩松原 美⾥ 倉敷FSC
⼩松原 尊 倉敷FSC

⽥中 梓沙 オリエンタルバイオ
⻄⼭ 真瑚 オリエンタルバイオ

吉⽥ 唄菜 ⽊下アカデミー
森⽥ 真沙也 ⽊下アカデミー

世界ジュニア選手権

2024/2/26 〜 2024/3/3 (台湾 台北)
<男⼦>
中村 俊介 ⽊下アカデミー
中⽥ 璃⼠ TOKIOインカラミ
垣内 珀琉 ひょうご⻄宮FSC

補⽋

蛯原 ⼤弥 明治神宮外苑FSC
⽥内 誠悟 富⼠FC

<⼥⼦>
島⽥ ⿇央 ⽊下アカデミー
上薗 恋奈 LYS
櫛⽥ 育良 ⽊下アカデミー

 

補⽋

髙⽊ 謠 東京⼥⼦学院
柴⼭ 歩 ⽊下アカデミー

<ペア>※ミニマムスコア取得が条件
清⽔ 咲⾐ ⽊下アカデミー
本⽥ ルーカス剛史 ⽊下アカデミー

世界選手権のアイスダンス「保留」は、

全日本選手権優勝者が、即決定の条件ではなかったので、

四大陸選手権の結果を受けて、決定するのでしょうか?

若手の成長スピードは速いので、なかなかシビアだと思います。

 

世界選手権と四大陸選手権の代表は、

かぶっている人もいれば、かぶっていない人もおり、

事前に選手本人かコーチの意向を確認したのでしょうか。

頭が疲れているので、明日、ゆっくり考えます。

 

【全日本フィギュア】世界選手権代表発表〈フジテレビ公式〉 - YouTube

9時から世界選手権代表発表がノーカットで配信されるようです。


全日本女子SP、本日の個人的スタオベ

こんばんは。

全日本選手権女子SPが終わりました。

現在の順位と点数は、このようになっています。

 

🥇 坂 本 花 織 シスメックス 78.78 Q
🥈 山 下 真 瑚 中京大学 69.92 Q
🥉 千 葉 百 音 木下アカデミー 68.02 Q
4. 三 原 舞 依 シスメックス 67.70 Q
5. 河 辺 愛 菜 中京大学 67.25 Q
6. 上 薗 恋 奈 LYS 66.22 Q
7. 島 田 麻 央 木下アカデミー 65.23 Q
8. 渡 辺 倫 果 TOKIOインカラミ/法政大学 63.66 Q
9. 吉 田 陽 菜 木下アカデミー 62.73 Q
10. 横 井 きな結 中京大学 62.49 Q
11. 青 木 祐 奈 日本大学 61.44 Q
12. 松 生 理 乃 中京大学 58.97 Q
13. 江 川 マリア 明治大学 58.55 Q
14. 三 宅 咲 綺 岡山理科大学 58.23 Q
15. 樋 口 新 葉 ノエビア 57.97 Q
16. 柴 山 歩 木下アカデミー 57.43 Q
17. 住 吉 りをん オリエンタルバイオ/明治大学 56.70 Q
18. 清 水 咲 衣 木下アカデミー 56.24 Q
19. 鈴 木 な つ 関西大学 56.00 Q
20. 髙 木 謠 東京女子学院 55.09 Q
21. 石 田 真 綾 立教大学 54.12 Q
22. 白 岩 優 奈 関西大学 53.42 Q
23. 村 上 遥 奈 木下アカデミー 53.13 Q
24. 大 庭 雅 東海東京FH 50.80 Q
25. 櫛 田 育 良 木下アカデミー 50.20
26. 三 枝 知香子 日本大学 50.19
27. 荒 木 菜 那 中京大学 46.45
28. 本 田 真 凜 JAL 44.42

 

Qが付いている選手が、フリーに進める人です。

 

坂本花織選手は、圧巻の演技で盤石の1位ですが、

2位に山下真瑚選手が入ったのが、いぇい、いぇい、いぇいーーい😍

大会前に発表された選考対象選手一覧が頭をよぎりますが、それはそれ。

 

本日、一人、自宅で観戦した中で、

順位や得点、ノーミスか否かに関係なく、

私がスタオベしたスケーターのみなさんは、こちらです。

 

💎三宅 咲綺選手 NEVER

 


全身を使ったストレッチ、指先まで神経の行き届いた表現、表情、ジャンプの力強さ。

どれをとっても完璧で、非の打ちどころなしでした。2Aは惜しかった。

国際大会で見たいよなぁ。世界がびっくりすると思う。

 

💎横井きな結選手 ヴァイオリンミューズ

 


スピード出てたし、なめらかで、まさにミューズでした。

審査員席に向かっていくときの表情もよかった。

リンクの壁に激突しそうになったときは焦ったけど、

勢いがあるときは、アクシデントもはねのけちゃいますね。

 

💎三原舞依選手 To Love You More

 

 

なんて強い人なんだ!なんて美しい人なんだ!

「興奮と緊張のアドレナリンで、足の痛みを忘れていますように」と願いながら見ました。

怪我していても、強い心で跳ぶジャンプの尊いこと。

曲を100%表現しきった表情に、私の心も溶かされました。「Presentationが満点じゃなかったら、許さんぞ!!」と思いながら・・・。

画面上の採点ボードを隠すの忘れて、審議のイエローまじでやめて😨

SP4位。かわいいけど、職人兼アスリートなので、信じてます。

 

💎坂本花織選手 Baby, God Bless You

演技前の御三方が冷凍保存された人みたいな表情だったので、

私も緊張してカチコチに。

 

 

しかし、空飛ぶ2Aでリンクの4分の一をフライしてジャッジ席まで到達すると、

表情筋が緩んで、慈悲深い観音様の表情にチェンジ。

演技中のかおちゃんの微笑みに合わせて、私もジャッジ席に向かって微笑んでしまいました。

 

 

ルッツのエッジ、今日はOK!

3Fの飛距離すごーい。3T、たか~い。

これまでで最高の「Baby, God Bless You」だったのでは。

そうか、甥御さん、姪御さんへのクリスマスプレゼントなのね。

中野コーチとグレアムコーチも大喜び。そうか、二人へのクリスマスプレゼントでもあるのね。まだフリーがあるけれど。

 

💎吉田陽菜選手 Koo Koo Fun

 

 

3A、ナイストライ。表情も勢いもしぐさも、個性的で凝ったコリオを、すばらしく表現していたと思います。

順位は本人としては不本意だと思いますが、私は、見ながらパーティ気分になりました。ウインクも上手ですよね。

 

💎松生理乃選手 One Day I'll Fly Away

 

 

情感が乗った滑り、すばらしくビューティフォーで素敵。衣装の色も、個性的で好きなんですよね。

ステップの♪ワンデー アイル フライ アウェイで、鳥肌が立ちました。

ジャンプのコンビネーションが惜しかったけれど、セカンドに気合で3回転付けたのはすごかった。

 

💎山下真瑚選手 Rise Up

 

 

怪我に苦しんだ時期を越えて、真瑚ちゃんがトップグループに帰ってきました。

スピード速~い。かつてのコケティッシュな魅力に、落ち着いた美しさも加わって、演技に見入ってしまいました。満知子先生と二人で振り付けたコリオ?だったような。

フリーも期待しています。

 

💎河辺愛菜選手 Haunted

 

 

前半の曲がしみました。ダンサブルな後半は、美穂子先生の独創的なコリオが、シーズン中で一番際立った演技だったと思います。

選手本人がガッツポーズをしているのに、採点ボードのイエローが見えるの、ほんとによくないわー。

 

みなさんのスタオベ演技と、一致しているスケーターはいましたでしょうか?

明日は、チケットが取れなかった、男子のフリーです。

まだ緊張していません。


フジTVのフィギュア放送に困惑

昨夜のフジTV地上波の全日本選手権の男子SP。

放送の仕方に、(いつものように?)非常に困惑しました。

 

困惑ポイントは、

  1. 生放送ではなかったこと。
  2. ライブの試合との時間差が微妙
  3. 特定選手へのフォーカス
  4. CM多すぎ

 

まず、生放送ではなく、録画放送だけど、時間差が微妙すぎた件。

 

私は、有料のFODプレミアムを見ていたのですが、

放送予定は、このようになっていました。

 

 

15時50分から試合が始まり、19時からはテレビ放送が始まる。

当然、テレビは生放送で、後半グループを流すのだと思ったので、

大画面で演技を見ようと、パソコンを落としてテレビの前へ。

 

19時と言えば、第4グループの途中、

壷井達也選手の演技時間(18時58分~19時4分)でした。

 

が、演技はなかなか始まらず、

前半の40分くらいは、ほとんどCMでした(体感値)。

こんなにスポンサーがいたことに、驚いたくらいです。

 

そして、演技が始まったと思ったら、

第2グループトップで滑った中村俊介選手の演技がスタート。

 

まずい!!と思って、再びパソコンを立ち上げて試合を見たのですが、

テレビの画面には、昌磨の様子がチラチラと映る。

 

私が見たことのない、チビチビ昌磨とステファンのツーショット写真や、

チビ駿くんがわんちゃんを抱いている写真などが映り、

ライブの試合に集中しづらかったです。

 

 

日本で今、まさに行われている試合を、

放送枠が二時間もあるのにライブ放送しない意味って??

現地に応援に行かなかった、私への罰ですか??

 

特定の選手へのフォーカスは、フジ、テレ朝両家のお家芸ではありますが、

今回は、男子が宇野昌磨vs鍵山優真。

女子が坂本花織vs島田麻央というストーリー。

他の選手が登場しなさすぎて、がっかりでした。

 

男子は、「絶対王者宇野昌磨を新王者鍵山優真が破るか?」「破れ、破ってくれ」的な期待と思惑が画面から漂ってきて、あまりいい気持ちはしませんでした。

 

そして、最終グループが始まる前にSPの結果は出ていたのですが、

「ほとんどフォーカスされていない草太君がSP2位なのにどうするのか??」とか、

「今頃、ディレクターがあわてて構成を変更しているのだろうか」とか、考えてしまいました。

 

今回、イラストレーター田村大さんのすばらしいイラストが注目されていますが、

昌磨が描かれていてうれしい反面、

フジTVが期待しているスケーターがピックアップされているようで、

「友野くんも入れてよ」とか、「舞依ちゃんはどこだ」とか、思ってもいました。

 

試合後、「宇野昌磨vs鍵山優真」だったのが、

なんとなく昌磨フォーカス寄りになったのも、

若干😑😑😑。

ただ、10点差をゆまちがひっくり返す可能性は大いにあり、

フリーの放送がどういう空気になるのか、興味があります。

 

女子の試合も、地上波は19時スタート。

19時3分から三原舞依選手の演技がスタートしますが、

ライブで放送されることはないんだろうなぁ…。

そしてまた私は、パソコン(FODプレミアム)とテレビ放送を同時に見ながら、

あわあわするんだろうな。

 

フジTVさん、試合はライブで放送してこそ、値千金。

放映権を持っているのに、わざわざ価値を下げる必要はないのではないでしょうか。

今日からの放送は、ぜひライブで試合を流してほしいです。

お願いします。

 

【お宝写真】

 

この写真、今まで出てきたことありましたっけ?

ステファンが若い頃ですよね。

昌磨くん、頭を切ってごめんなさい。

ちびちび昌磨が、手に何か持っているの。

サインしてもらったものかな?

本人は、絶対に記憶していないと思うけれど、ご家族が保管されていたのか、

スケート関係者が持っていたのか。

ステファンが、昌磨を初めて見たと話していたユースオリンピックの時よりも、幼く見えます。


『午前0時の森』/フィギュアのルールは複雑すぎ

この記事は、数日前に書きかけていたものなので、

一部、記憶があいまいです。

 

夜、たまたまテレビをつけていたら、『午前0時の森』という番組が始まりました。

 

(文中敬称略)

MCは、劇団ひとりと村上信五。

ゲストは、村主章枝、居酒屋、吉岡伸彦(国際審判)でした。

 

劇団ひとりと村主さんが、アラスカで幼馴染だったことは知っていますが、

かなりツウな出演者じゃないですか!?

この時点で、興味深々。

 

番組の企画は、「フィギュアスケートのルールを学ぼう」みたいな感じでしたが、内容が本格的で、作りが丁寧で凝っていました。

 

  1. 劇団ひとりと村上信五が、事前にフィギュアスケートのレッスンを受け、プロを振り付けて練習。
  2. 劇団ひとりと村上信五が、番組内でフィギュアスケートの採点ルールを学ぶ。
  3. 村主章枝が演技をし、劇団ひとりと村上信五が演技を採点してみる。
  4. 二人の採点内容を吉岡審判がチェックし、訂正・解説。
  5. 劇団ひとりと村上信五が、1分半の演技を披露。
  6. 二人の演技を吉岡審判が採点し、説明。
  7. 居酒屋の役割は、ヤジ。いや、「すごい」とか「いいですよ」とか、そんな感じの声をあげること。

という内容でした。

 

本気度を感じる企画と充実の内容。

独創的で、すばらしい番組でした。

 

TVerでまだ見られるので、ぜひ、見てみてください。

 

 

まずは、村主さんが、年齢を重ねて美しくなっているのが印象に残りました。

ジャンプを跳ばなくても、スケーティングのすばらしさは伝わってきます。あの世代は、本当にすごい。

 

そして、劇団ひとりは、昌磨『トゥーランドット』風衣装。

村上さんは、真央ちゃん『鐘』風衣装で、プログラムをちゃんと滑っていて、楽しそう。真剣だった。

短時間習っただけで、ここまで滑れるようになるのかと、感動。

 

こういう番組を見たら、子どもでも成人でも、

「ちょっとスケートしてみようか」という気持ちになりそう。

文部科学省推薦番組にしてもいいくらい。

 

で、吉岡審判員が、フィギュアの採点ルールを、かみ砕いてわかりやすく説明してくれたものの、やっぱり複雑すぎて、わかりにくい。

 

テレ朝のグランプリ大会の有料配信でも、

町田樹さんが、ジャンプのルール、GOEについて詳しく説明する特典映像があったのですが、注意深く耳を傾けるのに、忍耐力、集中力、理解力が必要でした。そして、説明に間違いがあって、一度、配信を取り下げたり。

 

町田さんにしても、吉岡さんにしても、

順序だてて、もれなく正確に説明しようとするのですが、

とても大変そうでした。

 

「この場合は、出来栄え点がマイナス●●になるのですが、あっ、失礼しました。●●ですね。えっと、あれ、違う。●●ですね。そうです●●です」のような感じ。

 

二つの番組を見て思ったのは、

「フィギュアスケートの採点ルールは、難しすぎ、複雑すぎて、

普通の人には理解できない」ということ。

 

それが、公正だろうと、公平だろうと、妥当だろうと、

抜群のIQを持った、集中力のある人にしか理解できないと思う。

 

私は、普段、陸上競技をあまり見ないのですが、

オリンピックや大会をテレビ放送でやっていれば、

200m走でもマラソンでも、感情移入して応援します。

 

でも、例えば、

ジョンソン選手が1位、スミス選手が2位で競り合ってゴールしたのに、

「ゴール前の10mは10歩以内で走らなければいけない規定なので、ジョンソン選手はわずかにはみ出して、減点1」「速さはジョンソン選手が3.1で、スミス選手が2.9ですが、減点1でスミス選手が有利」「しかし、フォームの美しさは、3位のストーン選手が加点3なので、ピッチの速さ後半1.1倍と合わせて優勝はストーン選手」って言われたら、よくわからないので、二度と見ないと思う。

 

日ごろ、フィギュアスケートを見ない人からすると、

フィギュア競技って、同じような感じかもしれない。

 

そして、試合の有料放送、有料記事も増えて、目にする人の数自体が少なくなっているから、人気のすそ野は、まず広がらないし、今後も衰退するしかないんだろうなぁ。

 

…と、いい番組を見たにもかかわらず、悲観的なことを思ったのでした。

 

そんな中、高橋大輔氏の「滑走屋」のアエラ記事。

dot.asahi.com

高橋:フィギュアスケート界を見渡しても、アイスショーを観に来てくださるお客様が減ってきているんじゃないかという実感があります。今の世の中だと、チケット代も高いですから、「こっちのショーは行くけど、こっちは行かない」と絞る傾向もあると思うんです。しかも他のエンターテインメントとの競争もあります。

だったらどうすればいいのかと考えたとき、よりいっそう、フィギュアスケートが身近に感じられるようになって、テレビで観るものだけではなく足を運んで楽しんでいただくものになっていくことが大切だと思うんですね。もちろん、長年応援してくださっているフィギュアスケートのファンの方々も大切ですが、今まで観たことがないという人にも来ていただけるものにしていくことがこれからにつながっていくと思います。そのために、チケットの料金も、これまでのアイスショーからすれば低価格にしています。

 

ほんと、これすばらしい。

チケットのお知らせもだいぶ前に届いていて、

福岡じゃなかったら、1000%行ってる。すごく行きたい。

 

滑走屋オフィシャルサイト

 

出演者も、外に向けてエネルギーを放出できる人ばかりで、

まちがいなく、パワーあふれる公演になると思う。

高橋大輔、村元哉中、村上佳菜子、友野一希、山本草太、島田高志郎、三宅星南、青木祐奈、大島光翔、櫛田一樹、門脇慧丞、木科雄登、長谷川一輝、佐々木晴也、北村凌大、坪井聖弥、松岡隼矢、菊地竜生、三宅咲綺、江川マリア、奥野友莉菜、岩野桃亜

大ちゃん、ちゃんとスケーターを見てますよね。顔ぶれが、さすがです。

福岡での「滑走屋」が成功すれば、今後、各地で公演を行っていくこともできると思います。

関東に来たら、絶対行く。

絶対行くよ~

 

最近、テレビで高橋大輔氏を目にする機会が多く、

旅番組でも、帰れマンデーでも、バナナマンのせっかくグルメ!!でも、

画面に登場するだけで、楽しいし面白いし、華やぎますよね。

やっぱ、大ちゃんはいいな~

あれ、何の話でしたっけ??


容赦ない韓国フィギュアの世代交代

週末に開催されていた、韓国フィギュアスケート選手権。

怪我でグランプリ エスポ―大会を棄権せざるを得なかったジュンファンが、「それでも出場しないと国際大会への代表権が取れない」と、説明していた大会です。

 

男子は、ジュンファン・チャを、

女子は、無表情だけどコンテンポラリーダンス系のキム・チェヨンが気になって見ていました。

 

そこで目にしたのは、残酷な世代交代の波。

韓国男子と言えば、この数年は、安定のジュンファンとシヨン・リーでした。

 

 

ジュンファンは、世界選手権金メダルを狙おうかという立場なので、

怪我を抱えながらも、圧巻のフリー演技で、かっちり優勝。

 

しかし、今シーズン、調子を落としているシヨン・リーは、

タノジャンプが乱れがち。

「全体的に雑な仕上がりになってるなぁ」と心配していたら、なんと9位でした😨

 

で、誰がトップグループにいたかと言えば、

ジュニアのグランプリイスタンブール大会で、中田璃士選手をかわして優勝したミンギュ・ソ選手が、ジュンファンに次いで2位。

 

 

  • 同じくジュニアのジェークン・リーが3位。
  • さらに、ジュニアのヒョンギム・キムが4位。

 

シニアのお兄さんたちは、忍び寄る足音に、ぎょっ😨としていると思います。

 

で、試合後すぐに発表された四大陸選手権の代表3名は、

1位のジュンファン・チャ、

5位のジュヒョン・リム

7位のヨンジュン・チャ

申し訳ないが、ジュンファン以外、存じ上げない選手でした。

 

先日の中国杯に出ていたシヨン・リーは、無情にも落選。

まさか、もう国際大会に出てこないなんてことはあるのか?😨

 

続いて女子の部。日本と同じく、層が厚い。

北京オリンピックで10位以内に入っていたヨン・ユとイェリム・キムと国際舞台で大活躍のヘイン・リーに、ニューカマーが挑む構図に思えましたが、

すでに、ニューカマーがベテラン勢を圧倒。

 

昨年のNHK杯女王 キム・イェリムは、なんと、なんと、17位ですよ。

まじですか~😨

ジャンプの跳び方を忘れてしまったかのように見えたけど、どこか故障しているのかな。フリーは、99点台でした。

 

四大陸選手権女王のヘイン・リーも、気概がある演技だったのに、7位ですよ。

まじですか~😨

 

ヨン・ユのフリー『ロード・オブ・ザ・リング』は、

悲しみを乗り越えて強く輝く彼女が見えてすばらしかったけれど、

8位でした。まじですか~😨

 

では、誰が優勝したかというと、ジュニア世界選手権銀メダルのジア・シンでした。

 

 

ノーミスの演技で、総合146.47点。

まだ15歳ですが、将来的には、実力と美貌を兼ね備えた彼女を、韓国スケート連盟として推していくことは、想像に難くない。

 

韓国のニューカマーは、細身で小柄(に見える)な選手が多く、

ダイナミックな演技を見せるお姉さんたちがジャンプで苦戦する中、

ほとんどミスのない演技を繰り出して、なかなか手強い。

 

 

  • 私が気になっているコンテンポラリー風無表情新体操風のチェヨン・キムは、2位。
  • 3位は、NHK杯にも出場したソヨン・ウィが、フリーですばらしい「エクソジェネシス」を演じて、涙の銅メダル。

 

  • 4位は、ジュニアグランプリバンコク大会で、中井亜美選手に続いて銀メダルを獲ったユジョン・キム。
  • 5位は、昨シーズン猫耳演技で話題になったジュニアのミンソル・クォン。
  • 6位は、ジュニアグランプリイスタンブール大会で、中井亜美、上薗恋奈選手に次いで銅メダルだったユジェ・キム。

 

  • 次が7位ヘイン・リー
  • 8位ヨン・ユなので、

ジュニア勢が続々、ゾクゾク😨上がってきて、韓国女子シニアは、本当に大変だと思う。

 

しかも、ヘイン・リー、イェリム・キム、ソヨン・ウィは、

数日前までNHK杯に出場していたので、体力回復面で圧倒的に不利だと思う。

なぜNHK杯にエントリーしたのだろうか。

 

そして、試合直後に発表された四大陸選手権の代表は、

2位のチェヨン・キム

3位のシヨン・ウィ

7位のヘイン・リー

ジュニアを除いて、ある意味、気持ちいいくらいの順位一発勝負です。

しかし、キム・イェリムが、今後、国際試合で見られないなんてことは…😨ないですよね??

 

韓国女子フィギュアを見てつくづく思うのは、

坂本花織選手や三原舞依選手、樋口新葉選手は、すごいなぁということ。

 

日本も、若手女子選手の層が厚すぎるくらい厚い中で、

平昌オリンピックの前から、ずーーーっと、第一線で日本のトップを競っている。

精神力の強さと努力に、恐れ入るばかりです。

 

そして、もちろん、我らが宇野昌磨選手も、トップで競っている期間が長すぎる。

3回目のオリンピックはあるのかないのか??

いろんなことが、今週のグランプリファイナルで見える気がして、怖い。

 

ここからは、一戦、一戦の結果で、いろんなことが決まる気がして、

あれこれ思う秋の夕暮れ…。(まだ昼だな)。


ジャッジに“個性”は必要なのか?

NHK杯のジャッジについて、

引き続き、いろいろ考えたり、思ったりした1日でした。

 

そんな中、「審判(ジャッジ)に個性は必要か?」というテーマが浮かんできました。

 

審判には、演技をジャッジする人と、

技術的なことをジャッジする人がいますよね。

 

演技の審判については、好みもいろいろだし、

昔から不正の温床になってきたわけですが。

今回、特に考えているのは、技術審判について。

 

「あのテクニカルコントローラーは、回転不足を厳しめに取る傾向があるよね」とか、

「あのジャッジは、毎回、〇〇選手に厳しいよね」と言ったことを、

私たちは時々、口にします。

 

言ってみれば、審判にも個性があり、傾向がある。

 

だけど、そもそも、それは、有りなのでしょうか?

 

「あの人は、〇〇な審判だ」という“個性”は、必要なのでしょうか?

認められるのでしょうか?

 

というのも、あくまでも私のイメージですが、

大きな大会の技術審判という大役を任されたら、

  • 「俺は、甘くない審判である」
  • 「厳格にジャンプを見極めて、審判として一目置かれたい」

という気持ちが、起こる人もいるのではないでしょうか。

仕事なら、起こるのが自然だと思うんです(推測です)

 

もちろん、「選手の努力をなるべく認めたい」「疑わしくは罰せず」という審判もいると思います。

 

もしも、スケートアメリカの技術審判は、寛大に見るタイプで、
NHK杯のコントローラーは、ちょっとでも怪しかったら×。疑わしきは、罰する…というタイプだったとします。

 

同じ努力をしても、スケートアメリカにエントリーしたA選手は、
シーズンベストやパーソナルベストを打ち出し、場合によっては、世界最高得点を歴史に刻み、グランプリファイナルにも出場できる。

 

一方、NHK杯にエントリーしたB選手は、
SPの回転不足判定で下位発進。テンションが下がりながらも、気持ちを立て直してフリーに挑む。しかし、回転不足をまたまた取られて、モチベーションただ下がり。ファイナル進出の夢は消えた。


・・・とかってことになると、影響が大きすぎやしませんか?

 

そう思うと、「ジャッジに個性があるってどうなの?」と、冒頭の疑問にぶつかってしまったのです。

 

だけど、「個性があるのはよくない」ということになると、

ロボット(AI)に判定してもらうしかない、ということになる。

 

逆に、ジャッジが人間である意味は、どこにあるんでしたっけ?

人間がやってる芸術スポーツを、ロボットがジャッジする意味は、どこにあるんでしたっけ?

 

「四大陸選手権とヨーロッパ選手権は、ジャンプのエッジ判定が厳格な大会である」

とか、「世界選手権は、表現を重点的に評価してもらえる大会である」とか、

大会ごとのカラーであれば、受け入れられる気もします。

 

だけど、グランプリシリーズは、シリーズとして統一してほしい。

これは、やっぱり思いますよね。

 

宇野昌磨選手のフリーの件だけでなく、

今回は、女子のSP、フリーの回転不足、エッジエラー、コールが多くて、

正しい判定なのかどうかわからないので、

「厳格だった」とは書かないけれど、スコアシートがマークだらけで、美しくなかった。

 

女子のフリーは、出遅れたSPからの逆転を誓って、

全力で演技しているスケーターが何人もいたので、


「やったー」って笑顔と涙で観客に挨拶して、
リンクを降りてコーチとハグして、
キスクラで手を振ってからの、

得点を見てからの、魂が抜けたような表情が、
なんともつらかったです。

 

繰り返しになりますが、最低限、「今年のグランプリシリーズは、●●氏が全大会のコントローラーです」と、統一してほしい。

 

結論は出ていないけれど、いろいろ考えちゃうのであった。

 

と思ったら、宇野昌磨選手の発言を受けて、

松原孝臣氏が、ちゃんとした記事で取り上げてくれています。

 

宇野昌磨だけじゃない、フィギュアにおける採点、基準の統一の問題をどうする 他試合より厳しかったNHK杯フィギュアの技術審判で浮き彫りになった課題 | JBpress autograph

 

元フィギュアスケーターが、中途半端にコメントしているのも見ましたが、

ああいうのは、さらなるミスリードを生む気がします。

 

宇野選手は、“モノ申す”ではなく、

判定を受けて、自分のこれからについて感じたことを吐露しただけです。

それをフックに、ファンや記者やコーチが、

いろんなところで議論するきっかけになって、よかったと思います。


GPフィンランド大会初日滑走順(男女シングル)

フィンランド大会初日スケジュール

2023年11月17日(金)
20:00~    男子SP
21:50~    ペアSP
24:00~(18日(土)0:00~)女子・SP
25:50~(18日(土)1:50~)アイスダンス・RD

地上波放送

11月17日(金)    深夜3時~    男女ショート    テレビ朝日 (関東地区)

★その他、テレ朝フィギュア 有料配信あり

地上波は関東地区のみですが、ライブと時間差が比較的少ないです。

ただし、上位にこなかった選手は映らない可能性あり。

 

テレ朝フィギュア
男子SP滑走順

20:00-Warm-Up Group 1
20:07-1 マカール・スンツェフ FIN
20:13-2 イヴァン・シュムラトコ UKR
20:20-3 ニキータ・スターオスティン GER
20:26-4 リアム・カペイキス USA
20:32-5 島田高志郎 JPN
20:38-6 アーレット・レバンディ EST

20:44-Warm-Up Group 2
20:52-7 ジミー・マ USA
20:58-8 ニコライ・メモラ ITA
21:04-9 ケヴィン・エイモズ FRA
21:11-10 佐藤駿 JPN
21:17-11 三浦佳生 JPN
21:23-12 マッテオ・リッツォ ITA

好きなスケーターが集合しすぎなフィンランド大会。

男子は、高志郎くん、駿くん、佳生くんに、

シュムラトコ、マッテオ君、ケヴィン。

表彰台予想は、駿くんと佳生くんとケヴィンかな。

マッテオ・リッツォも、大好きなので、ファイナルで見たいし。台が足りないですね。

 

そして、表現で言えば、やはり、高志郎くん、シュムラトコ、ケヴィン、マッテオが、見ごたえありそう。

そして、化けつつある佐藤駿と三浦佳生は、表現はもちろん、爽快な演技が好きです。

 

テレ朝フィギュア
女子SP滑走順

0:00- 17:07 Warm-Up Group 1
0:07-1 ネラ・ペルコネン FIN
0:13-2 ウーナ・オーナスヴォリ FIN
0:20-3 ジャンナ・ユルキネン FIN
0:26-4 住吉りをん JPN
0:32-5 ロリーヌ・シルト FRA
0:38-6 ララ・ナキ・ガットマン ITA

0:44- 17:52 Warm-Up Group 2
0:52-7 スター・アンドリュース USA
0:58-8 河辺愛菜 JPN
1:04-9 アンバー・グレン USA
1:11-10 ヨン・ユ KOR
1:17-11 チェヨン・キム KOR
1:23-12 坂本花織 JPN

女子は、女王坂本花織に、引き続き炸裂してほしい。

そして、スケート・カナダに続く、チェヨン・キムの存在がなかなか怖い。

チェヨンは、スケートを始めたのが11歳と、異例の遅さ。新体操をやっていたような体の使い方を感じるのですが、特に情報はありません。ネイサンが好きでよく動画を見ているみたいです。

ファイター住吉りをん選手も、引かれます。また4回転が成功するといいな。

アンバー・グレンの演技も楽しみ。また3A跳ぶかなぁ。スケート・アメリカの記憶が鮮烈すぎて…3A跳んでも跳ばなくても、輝いて終わってほしい選手です。

ヨーロッパのニューフェイスが発掘できそうな大会ですね。

 

Golden skate現地インタ

高志郎くんには、アンジェロ・ドルフィーニコーチが同行しています。

ステファンは、昌磨とデニスとNHK杯の準備中。

 

 

高志郎くんは、足首を怪我していますが、だいぶ良くなったとのこと。

とはいえ、技術構成はSPの4回転を1本にするなど落として、

表現に力を入れたいそうです。

そりゃあ、楽しみですわい!!

On the difference of being coached by Stéphane and Angelo:
“Stéphane lets me decide more freely on what I want to do, whereas Angelo gives me more directions of what I should do and is a bit more strict. But it’s similar!”

ステファンとアンジェロのコーチングの違いについて:

ステファンは、やりたいことを自分で決めて、より自由にやらせてくれる。

一方、アンジェロは、もっと明確に、僕が何をすべきか指摘してくれて、ステファンより厳しいかもしれません。でも、似たようなものです。

 

坂本花織選手

かおちゃん、とっても元気そうで、コメントもポジティブ。

"I like them. But compositions like this often end up with shallow content. I'm told by my coach in my daily training that even within gentle movements, if I don't show my own distinctive strength, it will become a boring performance. So I think that's one of the difficult aspects of it."

どちらのプログラムも好きです。でも、こういう構成は、内容が薄っぺらくなってしまいがちです。日々の練習でもコーチから、「やさしい動きであっても自分らしさを出さないと、つまらない演技になってしまう」と言われています。そこが、このプロの難しい側面の一つだと思います。

そして!!

“My goal is to do better than Canada."

"I want to finish first-first this year."

目標は、スケート・カナダよりいい演技をすること。

今年は、1位&1位でグランプリ大会を終えたいんです。

頼もしい。

1位&1位で、終えていただきましょう。


謎が多いよGPフランス大会エキシ、演技は素晴らしかったけど。

こんにちは。昨晩、GPフランス大会のエキシビションが開催されました。

日本からは、ISU公認大会で日本女子史上初めて、4回転トゥループを成功させた住吉りをん選手と、

怪我からのスーパーカムバックで銅メダルを獲得した鍵山優真選手、

完全復活を予感させるオリンピアン樋口新葉選手が招待されました。

プログラムと、謎のフランス演出について、さらっとメモります。

 

Part 1      

ISU Fanfare ファンファーレ

Welcome                            

 

1 Les Phoenix (Cheerleaders, off ice) フランス 地元

謎の4人組チアリーダーが陸チアダンス

 

謎1 Who? Why?

これ、ほんとに謎だったんだけど、

地元のチアリーディングチーム(って言っても4人だけだけど)が、

ステージの上でチアダンスを踊るのですが…

何か理由があるなら申し訳ないのですが、

レベルが宴会芸クラスで、適当すぎて謎。しかも、演技が長い…深夜に寝落ちしそうになったよ。

 

2 ナターシャ・ラグージュ/アーナウド・カッファ
 フランス アイスダンス10位

🎵l'enfer by stromae

 

3 ルーカス・ブリッチギー With メンズ選手

 スイス 男子4位

🎵TV Theme  The Fresh Prince of Bel Air

 

ノッテル男、ブリッチギーによるテレビの人気シットコム「ベルエアのフレッシュ・プリンス」。

後半は、ボーヤンやアダムも登場して、みんなで踊ってました。ボーヤンとブリッチギーが一緒に踊るの貴重では?

 

 

アダムもいたよー。

 

 

4 リー・セルナ フランス 女子7位

🎵サーカス

 

5 ボーヤン・ジン 中国                   男子8位

🎵エンジェル

 

 

最初の腕の動きが、本当にエンジェルの翼のようだった、美しいボーヤン。

 

5 クリスティーナ・カレイラ/ アンソニー・ポノマレンコ 米国 アイスダンス4位

🎵ウェンズティ/アダムズファミリー

 

ウェンズディ、本当に人気ですよね。

ワリエワのが有名だけど、これまで、4人(組)は見たと思う。

 

6 オセアン・ピエガッド / デニス・ストレカリン フランス ペア5位

🎵The Night We Met

 

7 イ・ヘイン   韓国 女子4位

🎵Pink Venom by ブラックピンク

 

8 ランドリー・ル・メイ フランス 男子9位

🎵J't'emmène au vent

 4連続ツイストをぶちかましていました。

 最近、男子はアクロバティックなジャンプが流行りなのかな。

 

10 樋口新葉 日本 女子5位

🎵Love on the Brain by Madilyn Bailey

 

 

プログラム、衣装、照明、演技すべてが美しくゴージャスだった。

このプロ、SP候補だったのではないかと思うくらい“ザ・樋口新葉”だったし、

完璧に滑りこまれていました。

新葉ちゃん、レベルキープのカムバックを見せつけて、大喝采。

 

11 カミラ・コバレフ / パヴェル・コバレフ フランス ペア3位

🎵Une vie d'amour

 

12 オリビア・スマート /ティム・ディック スペイン アイスダンス8位

🎵The Race

 

🎵第一部〆

ええー、またあの謎のフェニックスチアリーディングチームが…

 

 

Part 2                         

13 リュック・エコノミド フランス    男子6位

🎵I Like It

 

14 アナスタシア・グバノワ ジョージア 女子6位

🎵バービー・ガール

 

 

バービー人形がチアガールになって、お色気たっぷりに踊り出す。

「自分大好き感」が伝わってきて、うらやましい限りでした。

 

15 ハンナ・イム / イェ・クアン 韓国 アイスダンス6位

🎵Don&t Go Yet/Havana

 

16 バレンティーナ・プラザス/マクシミリアーノ・フェルナンデス

     米国 ペア4位

🎵Dos Oruguitas (ミラベルと魔法だらけの家より「2匹のオルギータス」) by Sebastián Yatra 

 

素敵すぎる音楽と二人の演技が、体に染み入りました。

早速、YouTubeで曲を探して再生しております。

ディズニーのアニメ映画ですね。

Sebastián Yatra - Dos Oruguitas (From "Encanto") - YouTube

 

しかし、演技の映像は、

やたらと人ではなくキャンドルを映しがちでした😭

いや、まぢでお願いしますよ😭

 

 

謎2 カメラワーク

フランス杯のカメラワークは、

芸術映画のカメラマンが担当しているのかどうか知らんけど、

変にこだわりすぎ、勝手な演出しすぎでわかりにくい~

このキャンドルのような物撮りも多いし、

 

リプレイがトーキー映画のようにモノクロになったり、

 

 

勝手にぼかしたり(大トリのギニャール&ファッブリですけども)

 

 

フィルターをかけてロマンティックにしちゃったり

(ゆまちの演技が美しかったからだと思うけど、昔のテレビみたい)

 

 

衣装の一部だけとか、指だけ、スケート靴の一部だけ、目元だけ…

パーツで映すのやめれ~選手の動きや表情が見えねー😭

リンクに映ったシルエットも多かった。

 

 

大好きなボードリー&サアアンスンのプロの振り返りも、

なんだかわかんねー😭

 

 

17 アダム・シャオ・イム・ファ フランス 男子1位

🎵uptown funk

 

ライトセーバーを取り出して、

ダースベイダーに変身するかと思ったら、違った。

 

 

プログラムや魅せ方、そして衣装にも😭

ネイサンとキーガン・メッシングさんの影響を濃く感じました。

バックフリップもやっちゃうよねー。

 

 

しかし、大トリでやるプロではない気がする。

 

謎3 順番

「え、アダムがこの位置?地元代表だし、あの演技であの点数で優勝したら、当然大トリじゃないの?」と思ったり、

「ゲストのマリニン君にトリを譲ったのか??」と思ったりしたけど、

マリニン君もトリではなかったです。

 

そして、後半に行くにつれて、理由もわかった気がしました。

招待者の割合にフランス代表が多かったのはおいておいて、

オーディションをやって決めたのではないかと思うくらい、

すばらしい演技、ブログラムが多かったです。

特に、後半に向かうにつれて、渾身のプロ、演技の密度が高くなっていきました。

 

なので、アダムよりもマリニン君、ゆまちのほうが順番が後だったのも、納得。

ギニャール&ファッブリが大トリだったのも、大納得。

 

18 ロランス・フルニエ・ボードリー/ニコライ・サアアンスン

 カナダ アイスダンス2位

🎵Il mercenario

昨シーズンのフリーダンス。

かっこいい。スカートの使い方も素敵。大好き♡

 

19 住吉りをん 日本 女子3位

🎵Better When I'm Dancing

 

もうもうもう!!輝きまくっている演技でした。

今まで見た中で、最高の「Better When I'm Dancing」。

 

 

感情がこもっていたし、演技は完璧だし、

イェイイェイだし、フリフリだし、内側からあふれる喜びが見えるよう。

最高の瞬間を楽しんでいるのが伝わってきて、私も楽しくなっちゃった。

 

20 イリア・マリニン 米国 男子2位

🎵Tout l'universe

 

 

すーーーばらしい演技でした。

4T、 3A、4Lzに、側宙、ツイスト、前方半ひねりも入れて、渾身の演技。

エキシでここまで入魂の演技をしてもらえたら、主催者もうれしいと思う。

もちろん、観客も。

ザ・アイスで見たときと、プロが別物に進化していました。すご味がありました。

 

21 ニーナ・ピンザローネ ベルギー 女子2位

🎵Bruxelles je t’aime  by アンジェル

 

22 鍵山優真 日本 男子3位

🎵歌劇《ウェルテル》から: Pourquoi Me Réveiller--春風よ、なぜわれを目覚ますのか

 

フランス語の紹介に出るタイミングがつかめず、

暗闇の中でキョトキョトするかわいい小動物、ゆまち♡

 

 

「若きウェルテルの悩み」…衣装…ひたすら美しい演技。

鍵山選手にとても合っていて、さすがローリー。

 

 

SPとして用意されていたのではないかと思うくらい、完璧な仕上がりでした。

 

23 エフゲニア・ロパレワ/ジョフレー・ブリソー

フランス アイスダンス3位

🎵チャーリー・チャップリン・メドレー

 

 

チャップリンのプロは数あれど、

かなり作り込まれたコリオと、二人の呼吸ぴったりのすごさに、会場大盛り上がり。

 

24 サラ・コンティ / ニッコロ・マチー

 イタリア ペア2位

🎵Che Bambolo

 

25 イザボー・レヴィート

 米国 女子1位

🎵マドンナのマテリアル・ガール

 

 

「坂本花織選手は憧れ」と言ってたし、マドンナだし、

強い女性を演じてみたいのかな…と思ったプロ。

いつもの、か細い妖精のようなイメージとは違う。

そして、60年代のアメリカのピンナップガールみたいにキュートでした。

 

26 リア・ペレイラ/トレント・ミショー  

     カナダ ペア1位

🎵Lift Me Up(ブラック・パンサー)

 

この二人も素敵としか言いようがない演技でした。

 

27 シャルレーヌ・ギニャール/ マルコ・ファッブリ イタリア アイスダンス1位

🎵ロボット

 

運ばれてきた二人。

 

メイクも動きも衣装も、ロボットになりきった、一級の創作作品。

これはすごい。

 

 

フィナーレ

🎵Titanium デヴィッド・ゲッタ

 

 

ゆまちとマリニン君のジャンプ合戦があった気がしたけど、

ちゃんと映ってない~😭

以上です。


GPフランス大会男女SP滑走順と滑走時間

いよいよ始まるグランプリシリーズ第3戦、

インターナショナル・ドゥ・フランス。

北米の2大会とはまた違った、ヨーロッパの雰囲気が楽しみです。

女子のSPは、あと3時間ちょっとで始まります。

 

今ごろ、遅ごろ、こんなころではありますが、

男女シングルの滑走順と滑走時間をまとめました。

 

フィギュアスケートグランプリシリーズ2023|テレビ朝日

女子SP 2023年11月03日(金) 21:00~ Warm-Up Group1
21:07~ 1マイヤ・マザラ(フランス)
21:13~ 2住吉りをん(日本)
21:20~ 3レア・セルナ(フランス)
21:26~ 4樋口 新葉(日本)
21:32~ 5ロリーン・シルド(フランス)
21:38~ 6ジャンナ・ユルキネン(フィンランド)

21:44~Warm-Up Group2
21:52~7ニーナ・ピンザローネ(ベルギー)
21:58~8千葉 百音(日本)
22:04~9キミー・レポンド(スイス)
22:11~10アナスタシア・グバノワ(ジョージア)
22:17~ 11イ・ヘイン(KOR韓国)
22:23~ 12イザボー・レビート(USA)

 

世界の大舞台にカムバックする樋口新葉選手、待ってました~🎉

ザ・アスリートな住吉選手は、4回転に挑んできそうですし、

千葉選手は、スケアメフリーのリベンジなるか。

お久しぶりの欧州女王グバノワもいるし、

イザボー、ヘインの“若手なのにベテラン”対決、欧州のシンデレラ キミー・レポンドも勢いがあります。ニーナ・ビンザローネも、侮れません。

 

アイスダンスRD 2023年11月03日(金) 23:00~Warm-Up

 

シャルレーヌ・ギニャール / マルコ・ファッブリとか、

見たい組がたくさん出場しますが、

時間の都合で割愛させていただきます。

いかんよね、かなだい&日本選手がいないからといって、この対応😣

 

男子SP 2023年11月04日(土) 00:45~Warm-Up Group1
00:52~1ロンドリー・ル・メイ(フランス)
00:58~2片伊勢 武アミン(日本)
01:05~3リュック・エコノミド(フランス)
01:11~4ステファン・ゴゴレフ(カナダ)
01:17~5ボーヤン・ジン(中国)
01:23~6島田 高志郎(日本)

01:29~Warm-Up Group2
01:37~7鍵山 優真(日本)
01:43~8カムデン・プルキネン(米国)
01:49~9ニコライ・メモラ(イタリア)
01:56~ 10ルーカス・ブリッチギー(スイス)
02:02~ 11アダム・シャオ・イム・ファ(フランス)
02:08 ~12イリア・マリニン(米国)

 

高志郎くん、ボーヤン、アダム、マリニン、メモラ、アミン君、カムプル君と、楽しみなスケーターがいっぱいいて、わくわく。

リアルタイムの鍵山選手も、私は超久しぶりです。

 

ペアSP ペアSP 2023年11月04日(土)
02:45~Warm-Up

 

時間の都合で詳細は割愛させていただきます。

いかんよね、日本選手がいないからといって、この対応😣